手形割引博士の基本講座知っておきたい色々な手形
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「手形」にはいろいろあると聞きました。
手形割引ができる手形の他にはどんなものがあるんですか?
「手形」にはいろいろあると聞きました。
手形割引ができる手形の他にはどんなものがあるんですか?
手形といっても、実は種類が分かれておる。このサイトでは主に「約束手形」と呼ばれる商業手形の割引や現金化について案内しておるが、他の種類との違いを見てみよう。
手形の種類
約束手形(やくそくてがた)
「振出人(発行者)」と「名宛人(受取人)」の二者間でやりとりされる手形じゃ。振出人は、手形に記載されている支払期日に額面金額を支払う義務があるぞ。
為替手形(かわせてがた)
「振出人(発行者)」が、「受取人」への支払いを「引受人」に委託する効力を持っている手形じゃ。第三者である引受人を仲介して金銭のやりとりが行われるもので、この場合、名宛人は引受人となる。振出人には支払い義務はなく、引受人から受取人に額面金額の支払いが行われるぞ。
小切手(こぎって)
「振出人(発行者)」が、「支払人(金融機関)」に「受取人」への支払いを委託する手形の一種じゃ。ただし、振出人は支払人となる銀行(金融機関)に当座預金口座を開設しておかなければならん。受取人への現金支払いはこの当座預金口座から行われるためじゃ。
金融機関という第三者の仲介が入った手形という位置づけだが、約束手形と違うのは支払期日が設定されていないということじゃ。小切手の受取人は受け取ったら、いつでも額面の金額を満額で受け取ることができるぞ。
注目!でんさいネットで電子手形(電子債権)
インターネットやFAXにて決済などの金銭債権を行うことを、「電子債権(でんしさいけん)」というんじゃ。「電子記録債権法」という法律に基づいて、これまでの紙のやりとりではなく、スムーズでスピーディーなやりとりを進めるための「でんさいネット」というネットワークシステムが整備されておる。全国の銀行をオンラインのネットワークでつないで、今までよりも簡単に決済ができるようになるんじゃ。
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ついに手形も電子化ですね!
みずほ銀行や三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行などの大手銀行を中心に、全国の金融機関が参加していますね。
ついに手形も電子化ですね!
みずほ銀行や三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行などの大手銀行を中心に、全国の金融機関が参加していますね。
※「でんさいネット」は平成25年3月からの開始が予定されています
手形も電子化でラクラク!
手形の取引で発生する、
- 手形割引
- 裏書譲渡
- 期日決済
- 分割割引
などの取引をネットワーク上で行えるのが電子手形というシステムじゃ。これまでの手形の取引につきものだった手間や負担を解消できるシステムとして、大注目されておる。ご存知だったかな?
電子手形(でんさいネット)で悩み解消!
電子手形はペーパーレスで、やりとりがネットワーク上で完結するぞ。振出人にとっても受取人にとってもメリットが多いんじゃ。
- (1)手間のかかる手形発行の事務手続きがラクに!
- (2)ペーパーレスだから手形の保管コストがかからない!
- (3)紛失・盗難の心配なし!
- (4)手形の印紙税や搬送代がカットできる!
- (5)支払い手段が一本化できて効率的!
- (6)必要な分だけ分割して譲渡や割引ができる!
- (7)支払期日に自動入金されるから取立手続きが不要!
- (8)売掛債権を早く現金化できて資金繰りの改善が期待できる!
- (9)電子記録によって債権の見える化が進み、資金の流れを把握しやすくなる!
- (10)パソコンが苦手な方でもFAXで利用できる!
中小企業振興でも電子手形(でんさいネット)に対応!
「手形割引のことなら手形割引博士の商業手形講座」を運営する中小企業振興でも、でんさいネットでの手形割引に対応しておるぞ。手形の現金化や換金をもっとラクにすませたい!というときにはぜひ頼りにしてくれ!